どうも
入替作業の筋肉痛が3日後に来るようになった「まだほん」です
パチンコ店の店長のみなさん
スロットの設定は誰に任せていますか?
小さな店舗でなければ店長以外にも数名の担当者
大きな店舗であればそれなりの人数がいると思います。
お店の利益に直結する重要な業務である設定
その設定を任せる人間はどのように決めていますか?
・遅刻欠勤も無く仕事を頑張っている
・あいそうが良く上司に良い顔をする
・仕事は真面目だけど反抗的で生意気な奴
などいろいろな基準や理由があって決めていると思いますが
その人本当に大丈夫ですか?
わたしの勤務経験の中で何度か不正の現場に出くわしたり
ほかの店舗での噂を聞いたり
ニュースで他法人の不正を耳にしたりと
設定に関する不正というものは未だにあるものです。
設定を入れ間違えたり・・
軽い気持ちで知り合いに教えてしまったり・・
うっかり部下の前で漏らしてしまったり・・
間違いや不正というものは
悪意を持ってやるもの以外にも
ちょっとした気のゆるみや弱い心のせいで
簡単に起こりうるものなのです。
設定漏洩には下記の2パターンがあります。
①決められた設定とは違う設定を入れる
②設定を他人に教える「設定漏洩」
以前は①の話しも耳にしましたが
イベント規制後に公約系取材が増えてからは
ほとんどが②の設定漏洩ではないかと思います。
①の違う設定を入れるのは証拠が見つかる場合がありますし
高設定が分かりやすい6号機ではデータでばれる可能性が高いからです。
わたしの過去の設定漏洩事件の経験や聞いた話から
設定を任せるのは危険なタイプの傾向を伝えたいと思います。
①借金がある
これは説明不要だと思いますが借金がある人間に設定を任せてはいけません。
消費者金融からの借り入れや税金の滞納がある人は危ないです。
もちろん消費者金融から借りているとは言わないでしょうし
借金があることも言う人間も少ないでしょう。
税金の滞納は会社に連絡が入ったりするので分かりますが
基本的に悪いことをする人間は借金があっても絶対に言いません。
なぜなら不正が発覚した時に自分が疑われることを避けるためです。
疑いを避けるためにお金に余裕があるフリすらします。
逆にお金に困っていてもそれを正直に言う人間は比較的安心でしょう。
設定を任せる際には借金が無いか確認が必須です。
どんなに真面目に仕事を頑張っていても借金がある人間には
設定を任せてはいけません。それでも任せる場合には任命した
店長や責任者は覚悟を持って任命してください。
店長の前だけ良い顔している人に騙されないように
周りの声をに耳を傾けましょう。
②離婚して慰謝料や養育費の支払いがある
パチンコ業界の離婚率は高いと言われています。
が、ここ数年はかなりホワイトになってきたことで
数年前ほど離婚の話は少なくなってきました。
しかし離婚して毎月の支払いがある部下は要注意。
実際過去の設定漏洩事件でも離婚している比率が高いです。
毎月数万円の支払いを不正で補填できれば自由な生活を手に入れるのでは?
そのように考える人間も一定数いるのです。
特に危ないのが会社のせいで離婚してしまったパターンです。
残業に追われ仕事ばかりになってしまったために離婚・・
そのようなタイプは真面目な人間が多いのですが
会社のせいで離婚して支払いすることになったのだから
少しくらいなら。。
このような思考になってしまう可能性があるからです。
上司としては離婚するほど頑張って働いた部下に重要な業務を任せたくなるでしょう。
しかし離婚は不正のきっかけです。
上司は安心して部下に仕事を任せるためにも
部下の仕事と家庭の両立をサポートすることも重要な業務であり不正を防ぐ最大の対策なのです。
家庭円満な人間は家庭を壊すリスクを負ってまで不正はしないでしょう。
③部下にお金を借りている
前項の「借金がある」と似ていますが部下にお金を借りる人間は潜在的なリスクがあります。
部下にお金を借りているということはその段階では不正はしていないでしょう。
しかしそのような人間が設定を行うことになったら危険です。
上司ではなく部下に借りるという所がポイント。
正直な人間ならば理由を話して上司に借りるという判断をするでしょう。
部下に借りるのは上司にお金に困っていると思われたくない、
悪い印象を与えたくないという気持ちから生まれる判断であり
ギャンブルで使った、借金があり支払いに困っているなど
上司に言えない理由である可能性が高いです。
当たり前ですが社内でのお金の貸し借りは禁止とし
本当に困ったときは店長や会社に相談するようにしましょう。
部下が相談できる関係性を築くためのコミュニケーションスキルも必要です。
相談もできない上司にならないようにしてください。
日々のコミュニケーションで不正は事前に防止できるかもしれません。
④店長
ここまでは店長以外の人間が不正をする可能性を話しましたが
実際不正を一番しやすい立場にいるのは店長であり世の不正の多くも
店長が行った事案が多いのではないでしょうか。
・設定を入れる機種、台番も決めることができる。
・高設定を使う理由になる公約系取材を入れることができる。
・離婚している人が多い
・給料も多いが金遣いが荒い
など不正があれば店長が疑われるのです。
店長になったことで仕事の負担が増え離婚したり
コロナで給料が下がったが生活水準が下げられなかったり
住宅ローンが苦しくなったり
部下にいい顔がしたくてご飯を奢ったりなど
店長がお金に一番困っていることも多いでしょう。
現場の役職が違和感に気が付いても
「店長が不正しているかも」とはなかなか会社に報告はできないでしょう。
店長の不正を防ぐためには
会社が店長の負担を増やしすぎないようにしてください。
残業が増えれば冷静な判断もできなくなります。
管理職で残業代が出ない中で長時間労働を強いられれば
不正を考えてしまう人間も出てくるでしょう。
パチンコ業界はちょっとした心の弱さで不正をできる環境があるのです。
⑤公約系取材について
乱立する公約系取材が設定漏洩の温床であるとわたしは考えます。
特に危ないのが特定の機種がすべて高設定の全台系や
末尾〇が全台高設定などの公約です。
「〇〇番台が設定⑥だよ」などはピンポイントで動くと不自然な場合があるが
「〇〇の機種が全台系だよ」「末尾〇が当たりだよ」は
時間がたてばどのみちわかることなので
人間に心理的により軽い気持ちで言えてしまうからです。
本来不正防止の観点から公約系取材はやるべきではないと考えますが
どうしてもやる場合は対象の台は店長自ら設定を行うか
信用できる限られた人間に任せるべきです。
公約系取材をやったことで部下が不正をしてしまったら
それは部下だけの責任なのでしょうか?
不正のきっかけを作りそれを防げなかった店長の責任は大きいです。
お金に困っている人の前に財布を落とすようなもの。
お金に困っていない人でもどうなるかわかりません。
公約系取材をやる場合はそこまで考えましょう。
公約系取材を乱発する店長はその行為自体が自らが疑われる要因であることを自覚してください。
⑥まとめ
パチンコ店の不正の話は以前より耳にしなくなってきました。
SNSで不自然なことがあればすぐに拡散されるようになったことも抑止力となっていると感じます。
しかし今だに不正というものはあり発覚しているものは氷山の一角でしょう。
不正、設定漏洩は特定の人間の利益の為に一般のお客様の負担が増え離反の要因となり
お店を悪化させ会社の利益を減らす危険で悪質な行為です。
また一度不正が行われた店、それがお客様に伝わった店は
その話はいつまでもマイナスイメージと残ってしまいます。
厳しいパチンコ業界で働いている真面目な人間が
一部の人間のせいで疑われたり会社が傾き職を失ったりすることは絶対に許せません。
どんなに仲の良い間柄でも
どんなにお世話になっている上司でも
もし不正を見つけたら会社に相談してください。
その人間を庇うことでその他大勢の仲間に迷惑が掛かってしまいます。
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